「温故創新」210928 N893 伊波喜一

日本の 成長曲線 曲がり角 分散型の 社会へ移行         

 雲が薄く延びている。朝から陽は照るものの、陽射しが柔らかい。あれほど陽を避けていたのに、逆に暖が恋しい。体はすでに秋の支度にかかっているようだ。

 京都大学内に日立京大ラボが出来たのが、2016年である。2050年時点で日本は持続可能かどうかを、AIを使ってシミュレーションした。その結果、日本は破局を迎えると予測された。

 現時点で日本は1000兆円超の借金を先送りしている。それに加えて、年金、医療、介護に当てられる社会保障給付費は、年間で120兆円に達する。

 かつての1億総中流社会は、遠く過去のものである。貧困と社会的孤立は、先進国の中で急速に進んでいると言っても過言ではない。 

 AIの予測によると、都市集中型よりもほ包括的な意味での地方分散型に移行した方が良いとの予測だ。

 包括的なので、リモートワークやサテライトオフィス、働き方や生き方までも含む。その方が人口や健康、格差、幸福度において、持続可能性が高い。

 コロナ下での生活は、この予想を実感させるものとなっている。

 これからの世の中は共生社会を目指し、一人一人のやり方で頂きを目指すことになる。

 どんな人生観を持ち行動するか、その真価が問われる時代になろう。