「温故創新」210327 N708 伊波喜一

男女比を 同数にして 議論する 数の是正は 組織の要            

 日中の陽射しが肌に痛い。体が慣れていないので、暑さにへばる。そんな中、道端の雑草は元気である。暑さにも寒さにもへこたれず、我が道を歩んでいる。 

 通信大手LINEの情報流出が、波紋を広げている。国内で8600万人が利用し、グローバル展開を広げているだけに、組織のあり方に関心が集まっている。 

 日本に限らず、社会はまだまだ男性中心である。

 確かに、出産や育児に関わることは、どうしても女性に比重がかかる。保育園などを完備しても、相手は小さな子どもである。病気や怪我、気持ちの不安定など、次から次へと色々な事が起こる。 

 現代のイクメン達はその点、子どもの送り迎えや家事の分担など、よくやっていると実感する。若者のトレンドが、良い方向へと向かっている。 

 残念なのは、男性の育休や時短休暇などの普及率の低さだ。正規職員・非正規職員という立て分けがあるように、働き方と収入は大きく関連している。その主体を、長く男性が占めてきた。 

 働き方改革はいまだ仕事に限定した考え方だ。育児・家事・介護など、社会を成り立たせている要因は、男女を問わず皆で協力していかなくてはならない。

 女性目線での提言が、欠かせない。