「温故創新」201018 N566 伊波喜一

新聞の 情報源の 必要を スマホ文化に 一石投じて

 目まぐるしく陽気が変わる。陽射しが暖かい。昨日の雨が、うそのようだ。 

 時事通信世論調査によると、新聞を購読する人の7割が新聞は情報源として必要だと考えている。

 関心があるのは、社会面や政治・経済面である。以下、スポーツ欄、テレビ・らじお欄、海外ニュースが続く。 

 新聞を購読しているのは62.5%である。購読層は10~20代が40%、60代が79%、80代は85%にのぼる。購読の理由は情報源として必要だからが68%、習慣だからが38%、勉強になるからが34%である。 

 便利なスマホが重宝されて、本や新聞などの紙文化は隅に追いやられているかと思っていたが、そうでもないようだ。 

 新聞の良さは何といっても、紙面全体のコマ割りが一目で分かるところにある。また1面、2面、文化・スポーツ欄、社会面と、内容が分けられて書いてあるのも分かりやすい。

 加えて、特集ページは魅力だ。長期にわたる取材と綿密な構成は読み手の想を膨らませ、好奇心をくすぐる。平日は忙しいので必要な記事を切り抜き、週末にまとめ読みをするのも楽しい。 

 スマホの即時性には及ばないが、毎朝、郵便受けの新聞を手にする醍醐味には、格別なものがある。