「温故創新」200716 N484 伊波喜一

心地よい ものばかりだけ 追い求め 気づいてみたら 心忘れて  

 時折陽が射すものの、今朝も厚い雲に覆われている。今週末まではこのような天気が続きそうだ。 

 今年はコロナ自粛で、いろんなところが影響を受けている。リモートワークやネット授業などを工夫して取り入れ、新しい働き方や社会生活のあり方を模索している。

 今後の生活に、大きく影響してくることは間違いない。これまでは人と人との関係で社会生活を行ってきたが、今後そのあり方も変わらざるを得ない。 

 私達を取り巻く環境は大きく変わっている。これまでは自然から学んできたが、今では都市も郊外も大きな差異は無くなってきている。

 そんな中で、私達はビッグデータに象徴されるように、自然でさえも人知で捉えられると錯覚している。全てを数字で置き換えられると錯覚している。本当にそうだろうか。 

 今、社会はデータ管理で快適な社会・快適な生活を目指している。 

 生活をしていても、くさい匂いや舗装のされていない道路など見当たらない。また、人との関係もぶつからず、爭わず、穏便に済ませようとする。 

 一見、心地よいこの環境だが、データは過去の結果をもとにしたものでしかない。未来を築くには、自らの足で歩き、データを集める以外にないのではないだろうか。