「温故創新」230423 N1205 伊波喜一

勝ち負けの 一進一退 競り勝ちて 4年に1度 真偽問われん

 4年に1度の統一地方選挙・後半が終わった。地元小平市では定数28名に対し、33名が立候補した。公明も候補を6名立て、軒差しならぬ攻防戦を繰り広げた。

  選挙は水物、結果が出るまで油断できない。安心した時点で、落選へといきかねない。頼んでいた票をひっくり返された、自陣候補ポスターを他陣営候補に張り替えられたなど、現場は生々しい。

 食うか食われるかの世界だけに、候補も支援者も必死である。(ここまでやったから、もう大丈夫だろう)。そう思った瞬間に、負けの因を作る。気の緩みこそ、最大の敵となる。

 今回の選挙では、心の底から候補を応援してくれている人達の真心を感じた。語る会に顔を出してくれたり、家族を候補に紹介してくれたりと、変わらぬご支援をいただいた。

 昨年の統一教会問題など逆風も吹いていたが、態度が変わらない。政策の中身や候補の実績、紹介者との人間関係の濃さが支持に直結し、ブレない。その場だけのお付き合いではなく、誠実に対応してくれた。

 不思議なもので、こういうことは本人以上に相手に伝わるものだ。誠実な対応や言動は、心の奥底まで染み入る。普段は見えない心の奥底が、言動を通して可視化されたかのようだった。

 支援活動は、投票依頼だけが目的ではない。人と関わることで、自他の人間関係を強固にすることが出来る。それが醍醐味である。