真実を 見極める眼 都議選の 見識高い 候補選びて
7月文月、今年の台風の目は都議選である。
前回のリベンジに燃える自民と都民ファーストは、下馬評による安定勢力である。立憲民主と共産は五輪開催を始めとする与党批判で、これまた堅調である。
日の目を見ないのは公明である。自民の迷走に引きづられた格好である。気の毒としかいいようがない。
しかし、コロナワクチンがここまで進んだのは、公明が政府に働きかけて実現したからである。
当初、海外ワクチンの承認・接種に、野党は強く反対した。なかんずく共産党は、日本での安全性のデータが少なく、承認には至らないと主張した。
そもそも、ワクチンの考え方自体がこれまでとは全く違っている。遺伝子情報を基にワクチン開発を進めるなど、これまでのワクチン製造とは発想も手法も全く異なる。
これは従来の知見とは一線を画す、画期的な発見だった。そのことも知らず、安全性に疑問があると主張したのが野党である。
このような無知と闘いながら、官僚や役人を説得・納得させ、穏便に事を進めたのは公明である。自分が表舞台に立とうとせず陰で助力している姿に、政治家の一端を見る思いでいる。
陰の労を惜しまない公明に、一層の光が当たることを願っている。