「温故創新」210425 N737 伊波喜一

3度目の 緊急事態 宣言を 覚悟を決めて 収束図る    

 星出彰彦飛宇宙飛行士ら4人を乗せた米国の宇宙船が、国際宇宙ステーション(ISS)へ到着し、野口聡一飛行士らが出迎えた。

 星出さんは、これから半年間滞在の予定である。ISSと行き来できる時代になったんだなと、感慨深い。 

 本日より17日間、3度目の緊急事態宣言が発令された。実際、1日の感染者数が高止まりしている。変異株の拡大が懸念される。 

 従来株に比べて感染力の強い変異株は、50代以下でも重症化しやすい。

 その懸念もあり、今回の措置は飲食店だけでなくスポーツ観戦やレジャー施設・動物園なども含め、対象範囲が広い。ほぼ、ロックダウン(都市封鎖)に近い措置となっている。衣食住に関わる全ての業種が、その影響を受けている。

 気になるのは、17日間という宣言期間の短さだ。 

 今、医療の現場は逼迫している。一たびコロナ感染者が運び込まれてくれば、医療現場では受け入れざるを得ない。

 しかし、基礎疾患を伴う重症患者を預かっている現場は、受け入れたくともすんなりと受け入れられない。現場の実情を掴みきっていない要請では、空理に流れてしまう。 

 政府はワクチン接種の道筋と感染者数抑え込みの基準を明確に示し、国民の不安を取り除き、協力を得るべきであろう。