「温故創新」210424 N736 伊波喜一

安全は 国家の基 国挙げて コロナワクチン 自国生産    

 台風の影響でか、突風が吹いている。観音開きに開けている窓も、風圧で動く。上昇気流の勢いは侮れない。 

 コロナ禍での死亡が、1万人に達しようとしている。台湾のように10数人という国もあれば、米国のように320万に達している国もある。台湾は国が主導して、コロナの封じ込めに成功した。

 一方、米国や欧州は封じ込めに失敗したものの、コロナワクチンの開発に先導して取り組んだ。

 ワクチンの後遺症が心配されているが、自国で開発している。そのため、優先的にワクチン接種を推し進めることが出来ている。 

 娘の住むコスタリカは自国開発は出来ないものの、ワクチンを米国から購入している。

 高齢者は既に2度めの接種が始まっている。成人も1回目の接種が終わっている。国力では日本と比べようがないが、施策の迅速で果敢な実行力に舌を巻く。

 この違いは、一体どこから来るのだろうか。 

 日本は感染が増えると、緊急事態宣言を繰り返す。第4波は予想されていたにもかかわらず、外出制限をするでもなく見逃してきた。その気配を敏感に感じてきた人々が、戸外に打って出た。 

 その要因は縷々あろうが、国としてどのような方向に進みたいのか、国民に周知・徹底させてこその政治ではなかろうか。