「温故創新」201029 N576 伊波喜一

米上院 民主過半 占めるかな 複数州で 優勢なるかな 

 日中は陽射しが強い。自転車を漕ぐと、脇の下が汗ばむ。 

 11月3日の米大統領選と同時に行われる連邦議会選では、上院選の結果が最大の焦点となっている。

 6年ぶりに、議席数100の過半数民主党が奪還する気配である。過半数を占めた場合、バイデン氏が当選すると様々な法案や改革を推し進めると考えられる。トランプ氏が再選した場合でも、これまでのようにはいかなくなる。 

 米国では法案成立には、上下両院で可決する必要がある。大統領指名人事の承認権や条約批准同意権もある。

 今回、トランプ氏は最高裁判事共和党支持のバレット氏を指名した。最高裁判事は、国の施策に重要な判断を決定する。共和党側に有利な判断を下すことが可能となる。

 しかし、民主党過半数となると、この状況にも変化が訪れる。

 一方、下院は定数456で議員任期が2年である。そのため、全員が改選となる。現在共和党は197、民主党は232と有利に進めている。さらに、下院民主党議席増と予想されている。 

 今回の大統領選では、郵送を含めた期日前投票が8千5百万人に達した。接戦が予想される地域では、開票速度が課題となる。

 開票が速やかに適切に円満かつ平和的に行われるよう、見守りたい。