「温故創新」201109 N586 伊波喜一

大統領 選挙の結果 異議ありて 勝利宣言 認めない人

 空気が乾燥している。室内の湿度が50%を切っている。コロナ対策には換気と加湿が有効なので、気をつけていきたい。 

 米国大統領選は、バイデン氏が勝利宣言をした。トランプ氏は選挙に不正があったとして、法廷闘争に持ち込んでいる

 今回1億6千万人が投票し、バイデン氏が7540万票を獲得している。一方のトランプ氏は7090万票を獲得している。

 この500万票差をめぐり来年1月まで裁判が続くとなると、国政がストップする。 

 バイデン氏はトランプ流の自国第一主義を排し、国際協調を基調としている。

 地球温暖化対策(パリ協定)やコロナなどの感染症対策、北朝鮮や中国、ロシアなど核兵器保持国との多国間交渉は、粘り強い取り組みが必要である。

 特に中国との関係は、軍事力で対峙するだけでは解決しない。環太平洋経済連携協定や教育・文化・芸術の交流を広げながら、中国の覇権主義を押しとどめる必要がある。 

 中東政策もあまりにイスラエル寄りの政策は、民族紛争を広げるだけに過ぎない。軍事力で抑え込むのではなく、相互の人権を認め文化を尊重していかない限り、和平は訪れない。 

 ソフトパワーをいかに上手に駆使できるか、手腕が問われる。