「温故創新」200702 N468伊波喜一

久方の 本屋に足を のばしつつ 安易に流れず 読み応えあり 

 澄みわたる青空が広がっている。

 陽射しが強く、目に肌に突きささるかのようだ。でも風が心地よい。日中は32℃の真夏日になるようだ。 

 取り寄せたい本があって、書店に行った。ついでに店内を隈なく見て回る。健康・語学・スポーツ・歴史・宗教・漫画などに加えて、新書が充実している。大いに好奇心をかき立てられた。 

 日本の図書館は、ほぼ中学校区に準じて建てられている。十分ではない予算の中で、品揃えも含め運営している。

 確かに新刊はすぐに読むことは出来ないが、それにしても相当数の本を揃えている。

 自宅では、とても数千冊の本を揃えることは出来ない。その点、図書館が近くにあるのは、最高の知的環境である。 

 書店や図書館の良さは、何といってもその一望性にある。

 多種多様な情報が並んでおり、それを手に取ることが出来る。雑誌やグラビアのように目を引くものもあれば、絵本のように視覚情報だけで楽しめるものもある。 

 そういえば、子ども達が小さい時には、毎週のように絵本を借りていた。お陰様で、言い尽くせないぐらい、豊かな時間を過ごすことが出来た。 人生は自分で考え、決めて、進む以外にない。そんな時に読書は、自問自答にヒントを与え、道しるべとなるのではなかろうか。