「温故創新」200501 N425 伊波喜一

空青く 風吹き抜ける 木々の間を 皐の頃に 人何思う

木々の間を風が吹き抜けてゆく。

今日東京は26℃まで上がるとの予報だが、木陰はむしろ肌寒く感じる。陽の光が柔らかく、窓外の風景にシルエットがかかっているかのようだ。 

ここのところ、週2回ほどの出勤となっている。電車はかなり空いているが、相手との間隔を2m空けるのはさすがに難しい。矛盾していると言えば、言えなくもない。 

午前中は電話をかける。このコロナの影響で通室のめどがたっていない子達に電話を入れ、今の状況を聞く。3月・4月に加え、5月も通室が不安定である。 

そんな中、ネットで送られてくる課題に、取り組んでいる子がいる。あるいは、LINEで繋がっている子がいる。まだ、顔も合わせていないのに、もう新しい友達が出来ている子がいる。 

筆者の頃は直接顔を合わせてからでないと、友達とは呼ばなかった。今はネット上の繋がりでも相手の体温を感じると、意外に急接近することがあるようだ。  

午後は気になる子に声をかけ直接、FSRで相談に乗る。高校から出された課題へどう取り組んだらいいか分からず、困っていた。相談相手がおらず、聞くに聞けなかった様子である。 

一声かけていくことの大切さに、改めて気づかせられた。