「温故創新」200430 N424 伊波喜一

大型の 連休控え 計画を どこ行くかから どこやるかへと

曇天だが夜明けは早い。午前も4時半を過ぎると外が明るい。これに陽ざしが加わると、おちおち寝ていられなくなる。

庭のサクランボが膨らんできた。まだ青緑で先っぽが微かに赤い。なのに、小鳥は目ざとく見つけ、啄みに来る。

枝を揺らされ、木の下には実が散らばっている。鳥たちには、コロナ禍の影響もどこ吹く風のようだ。 

今年の大型連休、人々は内へ内へと目を向ける。医療崩壊の現状を知れば、密集を避けるべく不要不急を守って生活することが必要だ。同時に、この生活スタイルがいつまで続くのか気になる。

三密を避けることは最もなことだ。が、これは行動目標である。今後の危機管理の行き着く先や、公共生活の方向性や目安が示されていない。それなくして、長期戦を乗り切ることは出来ない。 

たしかに、生命維持という点からは、医療体制の維持が不可欠である。半面、健康・福祉・療育という点からは、逆に適度なコミュニケーションが必要となる。

公共・社会生活となれば、人との関りをいつまでも避けては成り立たない。

経済活動となれば、論を待たない。 

これらの緊急時対応を早めに示し、医療に加味した総合的な指針を国民は求めているのではないだろうか。