「温故創新」200429 N423 伊波喜一

いざの時 頼りになるは 手の届く ご近所づきあい 心がけなん

今朝も風が強い。子どもが小学校時代に使った地球儀を、Ⓜに出した。作りはまだしっかりしているが、

何せ2昔近く前のものなので、国名も変わったり増えたりしている。また、表面のラミネートの一部が黄ばみ、とても売り物にはならないだろうと思っていた。 

ところが、1時間も経たない内に購入希望が届いた。値段が5百円というのもあったのかも知れないが、驚いた。 

結局、Ⓜへの手数料や送料、梱包の手間暇を差し引くと、収支は赤字だろう。さりとて、ゴミとして出すのもいかがなものかと思っていただけに、ユーザーの手に渡ることとなり良かった。 

5Gなどのネット環境が整い、経済も人も物もグローバル化した現代。コロナウイルスの拡大は、その便利さを逆手にとった格好である。感染や災害の対策と対応に見られるように、人の手を借りずに出来るものはない。

結局、最前線で奮闘するのは人でしかない。

今、行政は人減らしで、緊急時の地域支援まで手が回っていない。今後、この現状はさらに加速する。

ならば、行政頼みにするのでなく、日常の繋がりを密にしてこれまで目を向けて来なかった地域の活動に、各々が出来るところから関わっていけば良いのではないだろうか。