「温故創新」200604 N446 伊波喜一

せっかくの 休眠預金 活用し 人道支援 活かさんかなと     

 ここ数日、湿度が高く蒸し蒸しする。不快指数が高く夜も寝苦しい。東京も梅雨入りが近そうだ。  

 休眠預金等活用法は、10年以上活用されていない預金を、NPO法人等に給付することが出来る法律だ。

 ただし現状では、公益活動の対象が国内企業に限られている。したがって、海外での活動は対象外とされている。

 今後、海外での活動を視野に入れ、国際協力や人道支援にこの休眠預金を活かせるよう、法改正を行っていくことが求められよう。 

 その際、国連などへの拠出金を通じて海外の人道支援を行うのは元より、日本のNGOを活かして直接支援できるようにすることが必要である。 

 今回コロナ禍の影響で、世界中が災禍に見舞われている。人道支援が求められる地域も多岐にわたっている。 

 幸い日本は軍備を放棄して、ODAなどの援助を行ってきた。相手国を軍事力で抑え込まず、友好関係を築きながら経済発展を支援してきた。その結果、アフリカへも中東へも、平和裡に支援を進める関係が出来ている。今後、ワクチン開発・製品化・販売なども独占するのでなく、広く分け与えていく決断が望まれる。 

 日本の最大の強みである平和維持外交を軸に、大局に立った人道支援を強力に進めていきたい。