「温故創新」200427 N421 伊波喜一

関わりて 互いに苦労 分かち合い 一人勝ちから みんな勝ちへと

モッコウバラが綺麗に咲き始めている。去年、フェンスを取り換えたばかりだ。枝がフェンスに這うか心配したが、上手に這ってくれた。

どうすれば陽の光や栄養分を吸収できるか、本能的につかみ取るのだろう。自然の生き抜く力はすごい。 

コロナウイルスの影響が、長引いている。「ワクチンが開発されるまでに1年半。世界中に行き渡るまでにさらに1年半。計3年かかる」と予測する人もある。

そうなると、経済活動は元より生活のあり方が根本から変わる。 

人生が100年あるとすると、若い世代は70年も80年も先のことを予測しなくてはならない。

この10年間のことを考えても、自然災害や世界金融危機、政治・経済体制の綻び、戦争、疫病と、矢継ぎ早に激変が走った。

それにコロナが加わった。誰がこれらを予測しただろうか。未来予想が、いかに難しいかが分かろうというものだ。 

不確実な時代に頼れるものは、私達が汗を流して得たものや得たことである。

国民が健康で、安全に暮らし、他者に目を向けることができる生活こそ、人生100年時代のモデリングとなろう。 

各々がどう他者とかかわり、一人勝ちからみんな勝ちへと発想を変えていくか、転換点にあろう。