「温故創新」191121 N350 伊波喜一

豊かなる 社会目指して あくせくと 働く先に どんな夢見ん

 抜けるように空が青い。これからどんどん空が高くなる。吸い込まれてしまいそうだ。 師走を前に、国会も論戦が過熱気味である。桜を見る会招待者1万5千人の内、半数以上が官邸・自民関係者で占められている。公費で賄われている会に、特定の団体を招く。公私混同であろう。 さて、働けど暮らしが豊かにならないと、多くの人が感じている。その解決のためには、富の再分配が必要であると言われる。富の極端な集中は、社会的にも政治的にもネガティブな影響を及ぼすからだ。したがって、全ての人にセイフティネットの整備と年金などの基礎収入を保証することが必要となる。消費税を上げることもその一方法ではあろうが、富裕層へ税金をかけることもまた必要である。 憲法基本的人権で謳われているように、人はパンのみに生きるのではない。人や社会とふれ合ったり、文化的な生活を楽しんだり、自らの立場で社会貢献することに喜びを感じる。 今後、庶民の生活の改善と質の向上が国会の争点に移っていく。内憂外患である。私達の生活が生き生きとした喜びに満ちたものになるよう、庶民の暮らしに直結した議論を深めてもらいたい。