「温故創新」211021 N916 伊波喜一

守るべき 国の約束 3つほど 公助・共助 最後に自助と     

 空が澄み渡っている。空気が乾いていて、ひところの蒸し暑さがうそのようだ。気をつけないと、皮膚がかさかさになる。保湿が大切だ。

 衆院選が告示された。各党とも庶民の生活支援に向けて、アピールに余念がない。

 消費税を無くす、下げると言っているところもあるが、財源をどう確保するのだろうか。全く、夢物語にしか聞こえない。

 歳入を確保し、適切に歳出する。稼ぎ(歳入)が無ければ、仕分け(歳出)の仕様もない。

 若い二人が目出度いことに、子宝を授かった。1人は3月に出産し、もう1人は5月に出産した。2人ともに、明年4月の職場復帰をする。その時点で子どもの年齢が、13ヵ月と11ヵ月になる。

 職場復帰の前提条件は、保育園が見つかるかである。11ヵ月だと1歳未満なので、優先的に保育園に入れる。

 しかし13ヵ月だと、入れるかどうか分からないという。生まれ月の差で、子どもの待遇にこのように差が出てしまう。

 出産は、個人の意識や努力でどうにかなる事ではない。

 様々な背景を抱えて生まれてきた子どもに、同じ条件でスタートを切らせる。それが公助や共助の役割である。

 自助を求める前に、国の予算を未来投資へと有効活用していくことが求められるのではなかろうか。