「温故創新」220405 N1022伊波喜一

長雨に 桜並木が おぼろげに 幽玄の白 雨に消されて 

 一夜明けて、陽気が戻ってきた。長雨で桜の姿が霞んでいたが、今日は最高気温が9℃も高くなる。折角の桜が、散り急がないことを祈る。明日は小学校の入学式である。

 原材料の高騰に伴って、ガソリンが値上がりしている。レギュラー1㍑で、167円もする。満タンにしたら、8千円近くもした。

 パンも菓子も、全て値上がりしている。原材料を輸入に頼っている日本は、相手国の言い値でしか買えない。そのしわ寄せは全て、国民に負いかぶさってくる。

 ここのところ、地震が多い。昨晩も奇妙な揺れ方をしていた。地下の奥深くで揺れているのだろうか、足元が緩んでいくような奇妙さだ。地震の恐さは、倒壊被害だけではない。都会のような密集地で起これば、漏電から火災が引き起こされ、逃げ場を失う。

 生産拠点が直撃されたり、輸送ルートが破壊されれば物不足になる。

 一方で、日本だけでも食品ロスは570万㌧にのぼる。これは世界中で飢餓に苦しむ人々に向けた食糧援助費の470万㌧の、1.4倍にもあたる。実に勿体ない。必要な人に分け与えることが、天命であろう。

 本当に必要な物は、限られている。地球資源の有限性を考えるなら、売らんかな・買わんかなの発想を改めて、上手にシェアすることが肝心であろう。