「温故創新」211101 N927 伊波喜一

政権の 選択決まる 日本の 将来築く 代議士走れ         

 昭和記念公園沿いの道を、車で走る。花曇りの今朝は、少し肌寒い。イチョウ並木が南北に枝を広げ、色づいた葉が風に舞っていく。

  どれだけ夏が暑くなろうと、木々は秋を忘れず、人々に秋の趣を味わわせてくれる。各地の紅葉は、これからが見どころである。

 第49回衆議院選挙の結果が、今朝方判明した。苦戦を抜け出て、自公政権が大きく過半数を占めた。

 立憲・共産の連合は一定の効果は示したものの、政権交代には至らなかった。

 躍進は維新と国民である。等身大で語る指導者の語り口と現実的な公約が、有権者の心を捉えた。反対に保守・革新を問わず、吠えるだけで実行しない候補者を懲らしめる結果となった。

 例えば自ら動かず、相手を批判し揚げ足を取る。実行不可能、実現性に乏しい施策を並べ立て、さも出来るかのように訴える。

 また権威や名誉に胡坐をかいて、上から目線で指示をする。庶民の暮らしや日々の努力に目を向けず、党利党略を生業とする。

 このような輩を無党派層は厳しく見つめ、断罪した。それだけ、候補者を見る眼が確かだったということだ。

「陰徳あれば陽報あり」という。隠れての徳を積むことが、結果につながるとの謂いである。政治にたずさわる者は庶民の暮らしを守る陰徳に、身を粉にすべきであろう。