「温故創新」210811 N845 伊波喜一

脳壊す 悪習慣を 改めよ 悪口依存 自他を不幸に  

 2つの台風が通過した。風の影響もさることながら、大雨の影響は凄まじい。

 その風で、庭のブルーベリーもけっこう実が落ちた。じきに、アリが群がってくることだろう。

 ドーパミンは脳の活性化を図る物質である。やる気ホルモンとも呼ばれ、向上心やモチベーションを高める作用がある。

 ただし、ドーパミンによって得られる快感は一時的なもので、脳はその刺激に慣れやすく、より大きな刺激や快感を求め続ける危険性が指摘されている。このことは、そっくり悪口にも当てはまる。 

 悪口を言うと、理性脳である前頭前野と同時に、情動脳である偏桃体も反応する。

 偏桃体が恐怖やストレスを感じる速度は速く、コルチゾールというストレスホルモンが分泌される。これが過剰に分泌されると、記憶を司る海馬の細胞が死滅したり、前頭前野が退化したりする。

 そのことが認知症に直結する。世間や他人に対する批判度が高い人は、認知症のリスクが3倍、死亡率が1,4倍も高くなるという。