「温故創新」210614 N787 伊波喜一

経済は 人の心の 表われと 動いて使って 景気良くする             

 日中の蒸し暑さは、一体どうしたものだろう。湿度80%とかで、マスクをして歩いていると、たまったものではない。 

 折角の日曜日なので、コロナ下でご無沙汰していた友人のところへ足をのばした。

 調布の深大寺門前町で商いをしているが、緊急事態宣言が出されるとバタッと客足が遠のく。やっと回復してきたので、このまま宣言解除になってほしいと話していた。

 筆者の出来ることといえば、顔を見せるぐらいしか出来ない。それで微々たる額ではあるが、昆布飴や昆布を買ったら大層喜ばれた。 

 途中の人家には、野生のミカンが成っていた。メロンを小ぶりにしたぐらいの大きさで、それが2個もぶら下がっていた。どんな味がするのか、興味津々だ。 

 酒屋では深大寺ビールを買った。これは地ビールで、値段は割高だが、守り育てていかなくてはならない。暑い日だったのでその場で飲みたいぐらいだったが、夕飯まで我慢した。

 最後に蕎麦屋に寄った。周りの木に店が囲まれている塩梅なので、空気がきれいだ。密を避けながら、客が切れずに入ってきた。

 アルコールを出さなくても、店の味を守り抜くことでお客が戻ってきているようだ。派手さはないが手堅く商いを続けている姿に、励まされて帰ってきた。