「温故創新」201216 N613 伊波喜一

お年賀を 出す習慣が 変わりつつ SNSの 便利と比べ          

 更地になった宅地跡に、白く霜が降りている。もう手袋なしでは、指先が痛い。夏の日差しが懐かしい。 

 15日、日本郵便は年賀葉書の受付を始めた。

 11月に売り出した人気アニメ「鬼滅の刃」の絵柄入り葉書は、販売枚数がすでに200万枚を超えている。キャラクターデザインの年賀葉書で、記録を更新中とのことだ。 

 一方、年賀葉書全体の当初発行枚数は19億4198万枚である。前年比17・4%減であり、10年連続で減少している。

 電子メールやSNSの普及に、押された格好だ。加えて、コロナ禍で企業の業績が落ち込み、利用者が減ると見込まれている。 

 それ以外にも、ある年齢を境に、賀状のやりとりを止める人が増えている。

 確かに、師走の忙しい時に片づけや大掃除をしながら、賀状を書くのは大仕事である。図柄を考え、印刷し、一言添える。書き上げた時は早や大晦日、という経験は筆者にもある。 

 そこで今回初めて、近況を手短に文章にして印刷することにした。

 今置かれている状況と取り組んでいることや来年の抱負を、3文程度にまとめてみた。

 勿論、全ての人にフィットする文章になるわけではないが、大筋のところは伝わるだろう。 そう信じたいのだが。