「温故創新」200509 N431 伊波喜一

根拠無き 熱狂過ぎて 振り返る 日本の進むべき道 探る

 時折、風が吹いている。陽が差さないので、上衣がないと肌寒い。まだまだ、寒暖の差が著しい。 

 コロナの影響は、グローバリズムに影を落としている。かつて製造業で覇を唱えていた日本は、通信技術で乗り遅れた。それが、観光立国にシフトする遠因となった。

 19年のインバウンドは3188万人、アウトバウンドは2008万人で、計5196万人となった。このグローバリズムの恩恵を、コロナは逆手に取った。コロナが収束し軌道に乗るまでには、かなりの時間がかかる。 

 世界は今後、5Gを活用しAI(人工知能)とロボット産業が牽引する第四次産業革命に突入する。この流れに乗り遅れてはならない。 

 政府は緊急経済対策で、小中学生全員にパソコンやタブレット端末を1台ずつ配ることとした。これは「GIGAスクール構想」と呼ばれている。今年度中に600万台が配られる予定だ。これで、全国一斉にオンラインの授業化が進められる。 

 今後、社会全体で環境整備を推し進め、国際社会と対峙していかなくてはならない。 

 産業革命を行おうというのであれば、その基盤を整備することが先決である。それが国の責務であろう。