「温故創新」190810 N295 伊波喜一

原発の ない国造る これからの 地球の未来 壊してなるか

 9日は「長崎原爆の日」。究極の凶器・原子爆弾が広島に次いで使用され、当時の長崎市の人口の3分の1弱、7万4千人が死亡した。後遺症に苦しむ人々は数え切れない。それでも人類は、核の使用から抜け出せないでいる。 原発を用いている日本では、原発閉発(造語)が課題となっている。原発は一旦事故が起きたときには、膨大な被害となる。加えて、核汚染水の処理や閉炉そのものが出来ない。まさに手詰まり状態である。ここは国策を変更し、自然エネルギーを活用するなど英知を期待したい。 さて、コスタリカは自然と環境の保護を謳っている。電力も豊富な雨量と河川を利用した水力発電に74%、残りを地熱・風力発電に頼っている。とくに北西部グアネカステ県の地熱発電所建設には、国際協力機構JICAが協力し、3基の地熱発電所を建設し、商業運転を目指している。日本と同様、環境保護の制約の中での開発は多大な困難が伴うが、多雨・多震の日本の参考になろう。 コスタリカ滞在中、停電はなかった。幼少の頃、台風時に停電するとランプが頼りだった。不便ではあったが、家族で過ごせた貴重な時間に感謝している。