「温故創新」180724 N245 伊波喜一

太陽の 陽差し射ぬかん 実がたわわ ブルーベリーの 実り嬉しき

 暑すぎる夏が続いている。昨日は埼玉県の熊谷市で国内観測史上初の41.1℃を記録した。東京都青梅市でも40.8℃を記録した。従来の酷暑・猛暑・熱署という言葉では、十分に表現できない。溶暑(ようしょ)・射暑(いしょ)・籠暑(ろうしょ)などの造語が必要となるかも知れない。 一方、ブルーベリーにとってこの暑さが実りの追い風になっている。地場の果物として近くの畑にブルーベリーが植えられているが、青紫の実が成っている。厳しい暑さがブルーベリーには栄養となっているようで、緑色の実が一日で青黒く熟する。かんかん照りの中に丸々と成っている実は、逞しい限りである。 気候の変化は温暖化への加速を早めている。筆者が上京してきた40数年前は、30℃を超えるとニュースになった。当時はミカンなどの柑橘類は南で取れリンゴは東北以北で取れたが、常識だと思っていたことを見直す時が来ているようにも思える。特に農作物は、僅かの気温の差や降水量に大きく左右される。焦暑に耐えられる品種の改良など、国を挙げて行うべきことがあると思う。