「温故創新」231114 N1326 伊波喜一

立ちづくし あっという間に 時間経ち 家事労働の 対価凄まじ      

 円相場が、1ドル=152円となった。90年代以来の円安である。

 娘達が京都観光から戻ってくるので、迎える準備をした。各部屋のクリーナーがけから布団干し、洗濯を先に済ませておいた。国分寺駅に迎えに行き、そのまま自宅へ直行するので、風呂を溜め、リラックス出来るようにしておく。

 乳児を連れての食事は、大変である。コンビニでの買い出しも多くなるが、それでは野菜不足になる。そこで、手っ取り早く栄養を摂れるカレーにした。冷蔵庫の中身を確かめて、材料がダブらないよう買い物に出かける。買い物は、1カ所で済ませる。

 カレーには玉ねぎ、ジャガイモ、人参のほかに、葉野菜も混ぜた。豚肉は人数×1.5倍分入れて、たんぱく質をたっぷり取れるようにした。サラダもトマトをふんだんに入れ、疲労回復するようにした。料理1つとっても、買い物や食器並べ、調理、洗い物と、時間がいくらあっても足りないぐらいだ。

 先般、物議を醸した自民党埼玉県議団の面々は、家事などを普段からしているだろうか。していたら、あのような発言は出る筈がない。

家事や育児には膨大な手間と時間、そして人手がかかることを体感していないからこその弁と、言わざるを得ない。

 家庭生活が成り立つには、家庭以外からのサポートが必要である。そのことに気づけない体質の組織は、自己崩壊するのみである。