「温故創新」230106 N1150 伊波喜一

乱高下 一喜一憂 肝冷やし 景気の動向 株に翻弄

 4日は待望の大発会だった。円高ウクライナ危機が不安材料となり、株価を押し下げた。200円も下がった。何とも、日本経済は神(紙)頼みである。

 資源のない日本で唯一の資源と言えば、農業である。ただ後継者不足で、今後の見通しは暗い。日本の農産物は粒よりで、美味しい。見た目も美しく、種類も豊富だ。しかし、今のような多品種・多彩な食卓は今後望めないのではないか。

 とういうのも、予算に加えて手間暇がかかりすぎる。確かに繊細な味わいは楽しみの一つだが、もっと野菜本来の味わいに徹しても良いのではないか。なぜなら、野菜は元来野草のようなものだったからだ。 

今後は「昆虫などを食用に取り入れることを、真剣に考えるべきだ」と述べた経済学者がいたが、妙に納得している。

 思い出してみても、小さい頃は田んぼのタニシやバッタ、カエルなどを食べた。祝い事のある時にはトリや豚も食べたが、重宝したのは卵である。「精がつく」といって、具合の悪い時には食べさせてもらった。牛肉を食べるようになったのは、もっと後のことだ。

 家畜を飼うには、広い土地に膨大な飼料を必要とする。とても、世界80億強の人口を賄うことは出来ない。それよりも昆虫や野草本来の滋味を活かしていく方が、よほど理に適っている。

 極論に思われるだろうが、いかがだろうか。