「温故創新」210518 N760 伊波喜一

デジタル化 混雑率の 表現を スマホ操作に 切り替えるかな        

 まるで、梅雨のような蒸し暑さが続いている。

 昨日は電車を乗り継いで、都心をあちこと移動した。湿度が87%とかで、じっとしていても汗が吹き出た。

 全国各地でも、例年より半月ほど早く梅雨入りの予報が出ている。熱中症にならないよう、こまめな水分補給が欠かせない。 

 国交省は列車内の込み具合の表現を、スマホの捜査のしやすさも加味した表現に改めようとしている。

 従来は新聞を基準に、150%は広げて読める、180%は折りたためば読める、200%は週刊誌なら読めるとしていた。 

 今回これに替えて、150%をスマホ操作が楽に出来る、180%を操作がしにくくなる、200%を長い操作は難しいとしている。

 ただし、混雑率とスマホ使用の表現が適切かどうかをめぐり、議論が分かれている。現段階では、更なる検証が必要であろう。 

 時代は急速に動いている。かつて通勤電車では新聞を広げるのが、当たり前の光景だった。

 今はそれが、スマホに取って替わられている。明治以来の文化が替わるのだから、その点についても問うて、事前のアンケート項目を練り上げてゆくと面白い。

 鉄道とスマホの新時代にマッチしたアンケート内容を、後世の人達は時代の転換点と捉えるかも知れない。