「温故創新」210519 N761 伊波喜一

定期的 早期発見 健診で 日々の用心 侮るなかれ         

 湿度が高く、動くと蒸す。そんな中、所用で小一時間ほど歩いた。直通のバスや電車がないので、歩くしか方法がない。曇天の下を歩くと、じとっと汗が出た。 

 3年ぶりに定期健康診断を受けた。大腸内視鏡のポリープの結果は良性で、ほっとする。今後は毎年検査した方が良いとのことだ。

 今回もほっておいたらポリープが大きくなり、手術も簡単ではなくなったかも知れない。 

 心臓の雑音は、大事をとって心エコー検査をすることになった。肝臓や腎臓の機能にも黄色信号が点滅し、筋肉量の減少も気になるところである。

 以前から食事・睡眠・運動などの生活習慣を見直すことよう指摘されていたが、今回その必要性を実感した。 

 3年前はほとんどの機能が正常だったことを考えると、確実に肉体が衰えている。自身で自覚できていればよいが、筆者のように無自覚でいることは恐い。 

 高齢化が進むと、肉体の衰えはさらに進む。無自覚のままほっておくと、その先に待っているのは大病から起こる事故である。 

 定期的なチェックを重ねることで事故を未然に防ぎ、術後の後遺症を抑えられる。先祖から授かった大事な体を、丈夫で長持ちさせていかなければならないと、実感した。