「温故創新」200921 N541 伊波喜一

割合が 毎年増加 高齢者 社会構造 大きく変えん          

 今日は敬老の日。全国で65歳以上の高齢者は、3617万人と推定されている。

 総人口に占める割合も、28%強を示している。世界の65歳以上の割合は、イタリア23%、ポルトガル22%と続いている。いち早く高齢化社会に突入した日本は、世界の参考例となる。

 医療・保険・介護の分野を問わず、高齢化社会の手本は無きに等しい。そんな中、日本が取り組んでいる一つの成功体験は、多くの国を元気づける。同様に、一つの失敗体験には、今後改善していかなくてはならない教訓を残すといえる。 

 ところで、全国の就業者数は892万人である。15歳以上の就業者総数に占める割合は、13%と過去最高になった。働く人の8人に1人が、高齢者という計算になる。やがて、4人に1人という時代がやってこよう。 

 こうなると、高齢者と非高齢者の区分は、意味をなさない。それよりも高齢者に、働く機会とモチベーションを喚起し、納税と年金の塩梅を各自に選択させた方がベターだ。

 それが、ワークライフバランスの本義である。そしてこれは、一人一人が自分の意志で決めることである。 

 政府は老後の保障を確実にして、働き手が意欲と生き甲斐をもって生きられるよう、責任を果たすべきであろう。