引退の 勇姿に陰の 支えあり 不断の努力 妻のおにぎり
米大リーグマリナーズのイチロー外野手が、21日現役引退を表明した。45歳。日米通算4367安打という大記録を達成しても、今なお打撃フォームの改良に取り組んでいる。インタビューでは野球の魅力について「団体競技だけど、個人競技であるところ。チームが勝てればそれで良いかというと、そんなことはなくて、個人として結果を出していかないと生きていけない。その厳しさが魅力であることは間違いない」。 また、プロで成功したことは「成功かどうかは自分には分からない。メジャーリーグに挑戦するということは大変な勇気だと思う。でも『成功するから挑戦する。成功しないから挑戦しない』という判断基準では後悔を生む。やってみたいなら挑戦すればいい。その時に、どんな結果が出ようとも後悔はない」。ファンの存在についても「自分のためにプレーすることからファンのためにプレーすることで、大きな喜びを感じるようになった」と、自身の内面の成長と充実ぶりを吐露していた。自助努力しないものを天は助けない。自力他助するものの背中を、天は後押しする。イチローの切り拓いた道に続く挑戦者を、応援していきたい。
