「温故創新」220222 N1007伊波喜一

貫くか 退くのかの 瀬戸際で 米ロ交渉 出方慎重

 3月が間近だというのに、寒い。今朝も公園の土に、霜が降りている。寒暖差に気をつけないと、体調を崩す。体を冷やすのは、それこそ万病のもととなる。用心用心!

 ウクライナ情勢が緊迫している。ロシアは米国とNATOの弱体化を目論んで、様々に揺さぶりをかけてきている。

 ロシアにとってもNATOにとっても、ウクライナは橋頭堡である。ウクライナがどちらの陣営に傾くかで、世界の軍事勢力図が塗り替えられる可能性が高い。 

 特にロシアは敵陣営と直接向き合うことを裂け、緩衝地帯をつくる習性がある。あれこれと理屈をつけ、ウクライナに干渉している。 

 ロシアがウクライナに侵攻すれば、米国はロシアの国際金融機関の取り引きを凍結するとしている。この姿勢をどこまで貫けるか、決意と覚悟を固めなければ足元を見られる結果となろう。ウクライナを失えば、NATOの影響力が失われる。それは、自由主義の後退となる。 

 逆にウクライナ自由主義諸国に加われば、その豊かな経済力にロシアの信用が失墜する。どちらの陣営も、引くに引けない瀬戸際に立たされている。それにしても、大国間の間で翻弄されるウクライナ国民こそ、悲惨であり哀れである。

 自陣の繫栄のために、他国の人命を踏み台にする。大国のこのエゴイズムこそ最大の元凶であり、糾弾されなければならない。