「温故創新」210208 N661 伊波喜一

中国を 警戒するか 欧州艦 アジアへ派遣 連携各国        

 薄曇りの中、風が冷たい。昨夜から断続的に吹いている風の影響で、今夜は冷え込むとのことだ。寒暖差に十分気をつけてゆきたい。

 欧州各国が、中国の強引な海洋進出へ警戒を強めている。英仏は元より、ドイツも艦船派遣を計画している。

 ドイツは海外領土をも持たない。アジアへ地域への派遣で、中国の対応に懸念を示している。 

 ドイツは昨年9月に、インド太平洋ガイドライン(指針)を発表した。ここでは外交や安全保障、環境など幅広い政策の基本をまとめた。 

 NATOも豪州・日本・ニュージーランド・韓国との連携を強化すべきだと指摘している。

 日本も「航行の自由」を守るうえで、対中抑止の効果を期待している。日本が提唱する「自由で開かれたインド太平洋(FOIP)」の協力の輪に、欧州を引き込みたい考えだ。 

 米国は日米豪印の枠組み(QUAD)を発展させ、対中牽制の姿勢を鮮明にしている。中国は欧州や米国が中国脅威論を唱えていることに、反発している。 

 ドイツのメルケル首相は「気候保護や世界での多国間主義の強化など、中国と協力する理由が多くある」と述べている。

 今後、中国がどこまで各国と強調し歩み寄れるか、その動向から目が離せない。