混乱の アフガン撤退 模索して 自衛隊機 派遣迅速
パラリンピックも3日目となる。国内の感染状況が気になる。同時に、障害や基礎疾患を持っているアスリート達の健康も気にかかる。無事に閉幕できることを、祈る思いだ。
アフガンへ自衛隊機が飛んだ。政府は23日、国家安全保障会議(NSC)で、アフガンへ自衛隊機を派遣することを決めた。
これは国際機関で働く日本人のほか、在アフガニスタン日本大使館と国際協力機構(JICA)の現地スタッフらを国外に退去させるためである。
輸送機の派遣にあたり、防衛省は自衛隊法84条の4に定められた「在外邦人等の輸送」を適用した。条文では「当該輸送を安全に実施することができると認めるとき」という要件がある。
これについて加藤官房長官は「カブール空港は米軍による安全確保が実施されており、航空機の発着が正常に行われている」と説明した。
同法では「外国における災害、騒乱、その他の緊急事態」に際し、防衛相が外相からの以来に基づいて、邦人や外国人を輸送できる。2004年4月、イラクでの外国人拘束事件をはじめ、過去に4度自衛隊機を派遣した実績がある。
今回政府は、邦人を問わず現地外国人スタッフを救出するために、素早い対応をとった。
急な事態に素早く対応してこそ、国への信頼もあるというものだ。