「温故創新」190721 N291 伊波喜一

政策を 問う国政で 国民の 審判仰ぐ 真夏の夜よ

 ここのところ、蒸し暑い毎日が続いている。今日は湿度が96%で、不快どころではなかった。 そんな中、第25回参議院選挙が行われた。今回の争点は、社会保障費である年金や雇用条件の改善、貿易や外交だった。どの世代にとっても関心のあることである。が、投票率は期日前が16.1%、当日投票が32.1%、計48.8%とふるわなかった。街角でのインタビューでは「選びたい候補者がいない」「どの政党も政策に違いがない」「どこに(票を)入れても何も変わらない」という声が聞かれた。本当にそうだろうか?何から何まで自分と同じ考えの政策を掲げる政党が、果たしてあるだろうか。政党は公党である。不特定多数の支持を得ていくのが公党である。とするならば、政策に違いがあるのは当然のことである。政策の大綱と詳細に関心を持たなければ、声の大きい方に容易に引っ張られてしまう。 勿論、大同小異で協力していくのは論を待たない。しかし、おかしなことには断固、反対の声を上げていく。忖度臭いものに蓋する社会は、変えていかなくてはならない。そのために投じた一票を、有権者は注意深く見続けいかなければならない。