2023-05-03から1日間の記事一覧

「温故創新」230320 N1200伊波喜一

桜咲く 淡い花びら 風に揺れ 若かりし頃 夢見たるよう 朝晩の冷え込みから一転して、日中はぽかぽか陽気である。朝露が降りているものの、やがて快晴の空が覗く。何とも爽やかである。 野火止用水沿いを歩くと、桜が咲き始めている。曇天に白く漂う姿も美し…

「温故創新」230318 N1199伊波喜一

さり気ない 娘の成長 嬉しくて 外の寒さも 気にならぬかと 昨夜遅くから降り続いた雨が、今朝は音を立てて降っている。2月半ばに戻ったような寒さだ。重ね着をして、ストーブを焚いた。この寒の戻りが、体調を狂わせる。 下の娘が4月から転勤し、新天地で…

「温故創新」230317 N1198伊波喜一

音おかし 水の流れが 不自然で 下水道管 不具合なるか 雪柳の花が満開である。やわらかい緑の葉から、白い花びらが手を広げるようにして開いている。それにしても、草花はどうしてこんなにも正確に花を開かせられるのだろうか。精一杯の可憐さが、見るものの…

「温故創新」230316 N1197伊波喜一

230316 N1197伊波喜一 喪に服す その行為こそ 大切と 喪失の危機 希薄な間合い 南風に乗って、花粉が舞う。重度な花粉症の上さんは、朝、空気の入れ替えで窓を開けた途端、くしゃみを連発している。気の毒になる。 喪に服する。冠婚葬祭の場で、酒を酌み交…

「温故創新」230314 N1196伊波喜一

額縁の 笑顔に向かい 呼びかけん 沈黙の日に 何思うらん 南風に向かって、鳥たちが飛んでいく。時折の寒さに驚くものの、日増しに寒さが和らいでいる。春は間近である。 父が亡くなって、1年が過ぎた。寒さによる冷えから肺炎になり、2度入院した。戦争直…