2019-12-08から1日間の記事一覧

「温故創新」191207 N356 伊波喜一

便利さに 溺れることの 恐ろしさ 人の生き方 大地と共に 実家から車で足を延ばすと、谷間の僅かなスペースを生かして、畑が耕されている。天水を引き、水まきに生かし、葉野菜など植え付けている。丹念に耕されているのが、遠目からでも分かる。畑仕事を楽し…

「温故創新」191204 N355 伊波喜一

今ここに ある生活を 生かしつつ 変化取り入れ 共に栄えん どうしようか迷っていたが、思い切って実家の畳を張り替えた。京都で住み込んで修行したという畳職人の腕は確かで、毛羽だっていたのが足にサラッとする。この感覚がたまらない。本畳は編み方がザッ…

「温故創新」191202 N354 伊波喜一

なだらかな 芝生の丘に 平屋根が 返還決まり 人の気なくて 国道330号線沿いを車で走っていると、返還の決まった米軍住宅がフェンス越しに見える。しばらく刈り込んでいないのだろう、伸びた芝生のなだらかな傾斜が続き、コンクリートの平屋がゆったりと並ん…

「温故創新」191130 N353 伊波喜一

それぞれの 違いに目向け 伸ばすかな 僅かな機会 捉えて活かす 環境が先か遺伝が先かは、議論の分かれるところである。人は環境に左右されるが、環境を乗り越えるのもまた人である。これは、筆者がコスタリカで聞いた話である。 Aさんは小学校5年生の時に、…

「温故創新」191128 N352 伊波喜一

恩人の 思い 心に 描きつつ たわわに実る 黄色の実たち 年末準備のため、師走を前に帰省した。先月末の首里城大火の影響が気になっていたが、案に相違して、観光客は減っていなかった。キャビン・アテンダントの話では、「こんな感じで満席です」とのこと。…