「温故創新」230613 N1221 伊波喜一

肩凝りや 頭痛の原因 食いしばり 姿勢を直し 正しく噛んで 

 陽射しはあるものの湿度が高い。不快指数がたまらない。そんな中でも、アジサイは涼しげな笑みを浮かべている。

 食いしばりは、歯に物凄い力をかける。無意識の食いしばりは、固いものを食べる時の3倍以上の力が加わる。歯や顎に100㌔もの負荷がかかる。歯ぎしりも食いしばりの一種で、ひどい場合は歯が擦れたり折れたりする。

 筆者も数年前、歯ぎしりがひどくてマウスピースを拵えた。家人に言われて初めて、歯ぎしりをしていることに気づいた。それまで顎関節炎や歯茎が痛くなったりしていたが、検査したら歯ぎしりが原因だということが分かった。

 年に一度マウスピースを点検しているが、結構、傷が付いている。上歯と下歯が強く擦れたり、固く噛みしめた跡が残っている。夢にうなされたりすると、きっと固く噛みしめているに違いない。

 担当の歯科医からは「(歯と歯を)激しく擦り合わせているので、少しずつ力を入れて、ゆっくり噛むようにしてください」と言われている。枕の高さや固さも大いに関係するので、調整が必要だとのことだ。肩凝りにも、関係しているというから驚きである。

 筆者は今のところ、4本の親不知を抜いた以外は全て歯が残っている。今頃になって、つくづく歯の大切さに気づいている。歯周病や歯肉炎に気をつけながら、残された歯の1本1本を大切にしてゆきたい。