「温故創新」210119 N641 伊波喜一

現場見ず 机上の理屈 片手落ち 時短協力 大手も支給                  

 西日本では、暴風雪が荒れ狂っている。

 一晩で50㎝もの降雪があった地域もあり、交通網は言うに及ばず暮らしが機能していかない。日々の生活に障りが出ている。須らく、北国への支援は手厚く行われなければならないだろう。 

 東京都は全ての飲食店に対して、営業時間短縮を要請している。時短に応じた中小規模の飲食店には、協力金を支払うとしている。

 ところが、大手はその対象外としてきた。その理由として、「大手は資金力と信用があるので、比較的融資を受けやすいから」としている。本当だろうか? 

 従業員や店舗数が増えれば増えるほど、ランニングコストがかかるのは経営のイロハである。

 ましてや現状では、コロナの収束が見通せない。消費者心理として、出控え・買い控えするのは当然なことである。

 中でも飲食は会食をめぐって、感染源的な扱いをされてきた。そこに時短要請が出たら、どうなるか。 

 筆者もこの間、飲食店を利用した。しかし、7時半前にオーダーストップがかかるのでは、ゆっくり食事をし話を楽しもうということにならない。商売上がったりである。こうなることは十分予想されたことである。 

 飲食大手にも、時短保証するのは道理ではないだろうか。