「温故創新」210110 N632 伊波喜一

人の目を 気にするキリン 生きるため 生存本能 試されるかな              

 夜半の急激な冷え込みで、今朝は水道が凍っている。水が出ず、朝食の準備が出来ない。しばらく、ちょろちょろと水を出していた。

 北陸では積雪のため、1100台以上の車が立ち往生している。 

 いしかわ動物園が、動物園を訪れた人数とキリンの行動との関係を調査した。それによると、キリンは人の目を意識して、餌を食べる速度を上げることが分かった。 

 餌を食べる時間の平均は、1時間当たり31分55秒だった。

 それに対し来園者数の多い休日は、1時間当たり28分50秒と速まった。 

 その他にも、休日になると耳を立てて何かを見つめたり、空中の匂いを嗅いだりする探査行動の時間が増えた。この行為は、野生で敵から身を守るための行動とされている。 

 一方、人間界では生きのびるための本能が、削がれるかの措置が平然と行われている。

 GoTo Eatキャンペーンを張ったかと思いきや、今度は飲食につながる人の流れを制限するという。まるで、飲食が悪であると言わんばかりの措置である。都合が悪くなると、責任を押し付ける。こんな場当たり的な方針では混乱するばかりである。  

 政治はもっと生活者目線に立ち、現場の力を引き出さなくてはならないのだ。