「温故創新」210809 N843 伊波喜一

選手らを サポートするか 盛り上げて ゲームズメーカー 三位一体 

 長崎に原爆が投下されて、76年の節目を刻む。二度とこのような悲惨な出来事が起こらないことを、強く祈る。 

 今年の東京五輪は無観客で行われた。無観客で無声援というのは、アスリート達にとって相当にやりにくかったことだろう。

 不思議なもので、声援の声が届くと心が奮い立つ。それが、アスリートのやる気を引き出す。 

 ロンドンパラリンピックでは、競技運営や選手のサポートをしてくれるボランティアをゲームズメーカーとよんだ。選手と観客とボランティア、組織委員会が一体となってゲームを作るからだ。 

 今回は大会関係者やチームの一員という、限られた人数での応援だった。それでも、励ましの声はアスリート達を奮い立たせたはずだ。 

 マラソンのゴール直前の北3条広場には、黄色いマリーゴールドの園芸鉢200個が置かれていた。

 マリーゴールド花言葉は「健康」で、市内の小学生が育てたものだ。「ゴールめざせ」「おつかれさま」とのメッセージが添えられた。

 このように、無観客観戦でも工夫すれば応援出来る。

 ただし、世界中の言葉で表現するのは難しいので、絵文字などを使って表わせば、アスリートの心に直接訴えられる。

 そのような取り組みで応援することも、みんなで選手をサポートすることの1つであろう。