「温故創新」210717 N820 伊波喜一

AIの 警告活かし 運転の 注意高めん 人智超えなん 

 梅雨明けとかで、日中は32℃まで上がっている。蒸し暑いうえに上からも照らされるので、たまったものではない。日傘を差す人が増えるのも、道理である。 

 AIを搭載したドライブレコーダーが、進化している。ドライバーの脇見や居眠り運転を警告し、事故発生時には詳細なリポートを自動作成する。 

 運転席のカメラが、社内外を常時撮影する。AIの画像認識技術でドライバーの顔の様子や手、肩の動きなどを総合的に分析し、脇見や居眠りを知らせる。 

 たった1秒でも、車は10mも進む。3秒も脇見をすれば、数十mも進んでしまう。特に最近の事故で多いのは、スマホでゲームをしながら運転したというものだ。

 ゲームに目がいくと、前方不注意になる。さらに、頭の中はゲームの事ばかり考えているので、歩行者や外界を見ているようで全く注意を払っていない。これまで事故が起きなかったのは、たまたまである。 

 免許更新講習では、寝不足や過密スケジュールをなくし、周りの様子に注意を払うことを徹底される。併せて、適度な休憩を取り、注意力を持続するよう言われる。

 事故は悲惨である。AIの警告で事故を未然に防ぎ、自他共に不幸にならないような安全運転を心がけてゆきたい。