「温故創新」210529 N771 伊波喜一

デジタルと 紙を併用 今しばし 全面移行 不安に配慮         

 雨のち晴れと天気が定まらない。寒くなったかと思うと真夏日の陽気になったりで、体調管理が難しい。 

 文科省は24年度のデジタル教科書本格導入について、紙とデジタルを併用すると述べた。

 デジタルのメリットは、見る(読む)・聞く・話すがごく自然に取り入れられることだ。人体の構造など3Dで解析でき、具体的に捉えることが出来る。体育のマット運動なども、手や頭の位置などを視覚的に捉えることができ、効果的だ。

 何といっても、教科書全体分が1台の端末機に収まる。英語や読み書きの練習などは、自学自習向きである。 

 課題はクラウド方式のため、安定した通信環境が確保出来るかだ。また、書き込んだ教科書の保存やアカウント管理をきちんとしておかないと、個人情報が漏れてしまう。

 視力の低下やストレートネック・猫背など姿勢の悪化は、子ども達の一生に関わるだけに、もっと議論すべきである。 

 余談だが、現行の教科書は1教科につき教科書、資料集、ワークドリル、教科用ノートなどと種類が多い。そのため、リュックサックの重さが平均10数㎏にもなる。毎日、こんなに重いものをしょっていたのでは、腰痛になりかねない。

 そろそろ、一考すべき時ではないだろうか。