「温故創新」210515 N757 伊波喜一

顔を見て 話し合うこと 忘れてる オンラインだけに 頼る危うさ       

 ここのところ、目まぐるしく天気が移り変わる。半袖でも暑いかと思いきや長袖が必要になったりと、目まぐるしく気温が変わる。 

 ネットやオンラインは、かつて電話がそうであったように、私達の生活に無くてはならないものとなっている。

 巣ごもりの中で、オンラインほどタイムリーなものはない。もはや直接会って話したり、食べたり飲んだりするのは、過去の遺物となるかも知れない?!それぐらい、利便性が高い。 

 一方でオンラインは、顔と声を除く膨大な情報量が抜け落ちてしまう。私達が直接話をする時には、会話は双方向で行われる。

 相手が調子よく話している時は黙って聞くし、言い淀んでいる時は合いの手を入れる。

 このバランスがうまくいかないと、会話が不自然で窮屈なものとなり、続かない。 

 それ以外にも、仕草や相槌、頷きや笑顔など、コミュニケーションを支える土台は多い。例えば、ボディランゲージを上手に取り入れると会話がスムーズになり、充実する。

 それは会話の性質が、必ずしも目的的でないことを示している。雑談的な要素も交えながら話すからこそ、愉しい。

 オンラインで人間の心の充足につながるコミュニケーションを、どう築くか考えたい。