「温故創新」210510 N752 伊波喜一

障がい者 外出支援 後押しを 点字ブロック 音声案内     

 一体、日中の暑さはどうしたものだろう。まだ初夏なのにこう暑いのでは、盛夏が思いやられるというものだ。 

 嬉しい話が一つ。セイコーホールディングスなど国内4社が、点字ブロックの開発を進めている。これはスマートフォンを使って、視覚障がい者を音声で道案内しようというものである。 

 まず、点字ブロックに機器を内蔵し、現在地を発信する。それをスマホが受信し音声で伝え、視覚障がい者が聞き取る。

 その際、スマホにイヤホンをつないでおけば、白杖を持ちながら聞くことが出来る。障がい者が外出しやすいように、鉄道駅や空港、公共施設の利用を想定している。 

 この企画にはセイコーのほかに、サカイ・シルクスクリーンが薄型特殊シートを開発した。

 また、社会的弱者の支援に取り組むプレイワークスは、視覚障がい者の抱える課題やニーズを把握している。

 そして、ソフトウェア開発のACCESSが、道案内のアプリに反映させている。4社の連携で、来年度の実用化を目指している。 

 誰でも何かのきっかけで、社会的弱者になりうる。その弱者の声なき声を政策に反映させるのが、政治本来の役目である。そしてそれが出来るのは、与党では庶民政党である公明しかない。

 実現に向けて、ぜひ頑張ってほしい。