「温故創新」200622 N460 伊波喜一

8Kの 性能優れ 驚きぬ 医療貢献 日夜前進         

 一日越しに降ったり止んだりと目まぐるしい。今朝から結構降っている。涼しいというより肌寒い。 内視鏡カメラ(8K)の開発が進んでいる。8Kはハイビジョンテレビ(2K)の解像度の16倍の画素数を持つ。視力は4.3に相当する。それを2K並みの重量にしようと試みている。 母胎内の羊水は透明度が低く、胎児が見えにくい。そのため、胎児の腫瘍などを内視鏡で取り除く手術は、医師の経験や勘が重要となり、難易度が高い。 軽量の8Kカメラが完成すれば、切除する部分の組織や神経の様子・状態がつぶさに観察でき、手術の精度が増す。加えて、正常な組織を残せるため、術後の後遺症を抑えられる。それだけ回復が早くなる。 医療の進歩は日進月歩である。その技術を支える医療器具の開発に、必死に取り組んでいる。例えば、コロナ熱を確かめるために使われている検温器。かつては、脇の下に挟んで体温を計っていた。今は額にかざすだけで測れる。さらに進化して、病院などでは赤外線カメラを当てるだけで検温できる。 ただし、これらの器具を使いこなす医療関係者のマンパワー無くしては、絵に描いた餅である。人材育成と人材確保を、努々忘れてはなるまい。