「温故創新」200525 N440 伊波喜一

青々と 緑の萌える 風抜けて 留守番犬の もの悲しさよ   

 新緑が柔らかい。強い陽射しを浴びながら、微かに風に揺れている。初夏の到来を感ずる。 

  政府は緊急事態宣言の全域解除を決定した。

 人口10万人当たりの新規感染者が、0.5人を下回っていることを受けての決定であるが、第2波、第3波の感染が恐い。これまで以上にソーシャル・ディスタンスを保っていかなくてはならないだろう。 

 7年ほど乗っていなかった自転車を整備した。後輪はチューブもタイヤもパンクしていて、即交換。グリップもゴムの表面が溶け出していて、即交換。

 前輪・後輪のブレーキパッドはすり減っているものの、まだいける。前輪も空気圧はパンパンだし、タイヤに細かい亀裂が見られない。乗る前の目視・触指点検を怠らなければ、何とかいけそうだ。交換は次回に回すこととしよう。 

 汚れを丁寧に拭き取り、オイルを挿す。滑りの悪かったギアも、低い唸りを立て高速で回る。いい感じだ。 

 そして、肝心な自転車本体のフレームだが、傷み具合は外目からは分からない。表面からは見えない内部の様子を、きちんと確かめたい。それには、しばし遠乗りをするに限る。

 近頃は、朝4時半ともなれば明るくなる。早朝のサイクリング先で飲む缶コーヒーは、実にうまい。