「温故創新」190601 N276 伊波喜一

秋川の 河原涼しや 薄曇り カレー作りて しばし憩わん

 昨日、秋川の河原でFSRの子ども達とカレー作りをした。河原では高校生の一団体が、バーベキューを楽しんでいた。先週と異なり、昨日は薄びよりで気温も27℃と低く、川面を流れる風が心地よかった。 米はお釜で炊いたが、一升以上を炊くのは火加減が難しい。(果たしておいしいご飯になるだろうか?)と心配したものの、やわらかすぎずかたすぎずでおいしく炊きあがった。メインのカレーは具だくさんのうえに、河原は風が吹くので火が真っ直ぐに鍋の底に当たらず、なかなか煮込めなかった。ビニールシートを風よけがわりにして煮込んだ。これも屋外ならではの知恵であろう。幸い、具にもよく火が通っていて、美味しくいただけた。 これからの時代、AIや5Gの活用は避けて通れない。しかしそれらは目的的に進むので、利便性だけを盲目的に受け入れてしまうと、社会全体にあそびがなくなりかねない。カレー作りではないが、どれだけ準備をしていても、人のやることにはイレギュラーの要素が必ずある。結論だけを直線的に得ても、そこに醍醐味は感じまい。今まで無駄と思われてきたことの効用を、考え直す時が来ているようだ。