「温故創新」211030 N925 伊波喜一

軍拡を 煽る兵器の 開発が ハイパーソニック ゲームチェンジャー        

 台風20号の影響か、昨日は強い風が吹いた。乾いた畑の土が舞い、神明宮の木々が右に左に揺らされていた。

 上空では、かなり強い風が吹いたことだろう。農作物への被害がないことを、祈りたい。

 極超音速(ハイパーソニック)兵器が、中国で実験されている。

 極超音速兵器は通常の弾道ミサイルと異なり、高度100km以下をマッハ5以上の速度で飛ぶ。操縦も可能だ。そのため、地上のレーダー補足ポイントでは捉え切れない。

 迎撃は極めて難しく、軍事専門家の間では、戦争の形態を変える「ゲームチェンジャー」と呼ばれている。

 米軍ミリー統合参謀本部議長は「スプートニク・ショックに近いぐらいの衝撃を受けている」とコメントした。米中ロはこの兵器開発に血眼になっており今後、軍拡競争が激化することは間違いない。

 思い返してみたい。米ソ時代に軍拡を止めたら、どうなったか。経済が活性化し、通信技術が格段に向上した。

 何よりも、人権や環境という広い視野で考えなければならないことに、世界中が目を向けるようになった。そして、関わるようになった。それらが軍拡によって、全て後退してしまう。

 SGI池田会長は「建設は死闘、破壊は一瞬」と述べている。各国首脳はこの言葉の含意を、かみしめていただきたい。